「自遊学校の校庭から見える小山の稜線に風車が立ったのは、もう10年も前。右側に5つ、見えにくいけれどその左側に7つの風車が立っているのが見える？ふだん音は聞こえないが、風向きによっては風車のモーター音が聞こえることも。(当直日誌4月29日)」
調べてみると風車が立ったのは2018年、ということは7年前？　風車が立った当時、校庭の周囲を囲っている桜の木の上に風車の姿が見えた。7年経って、ふと気がつくと、桜の木に隠れて風車が見えない。桜が成長したから？　日々接している者には、毎日の小さな変化が見えにくい。
自遊学校の校舎は築70年。私たちが住み始めてから30年になる。雨漏りで瓦を換えたり壁面を塗り替えたり、先日は雨樋を一部取り替えた。この雨樋は30年間に取付けた物。これも小さな変化に気づかず過ごしていたら、ついこの前、雨樋が軒から垂れ下がっているのを発見。次はどこ？

気がつけば千年経ったと歌う蝉