自遊通信 No.84(春号 )
発 行 自遊学校 文/河原木憲彦 絵/野口ちとせ
四国の端っこにある大月町は黒潮暖流が当たるので、自遊学校がある竜ヶ迫のような海辺の地域は冬でも霜がおりません。夏には澄んだ海でダイビングやシュノーケリングをするために、たくさんの人が大月町に来ます。自然環境はバツグンな大月町ですが、過疎化は深刻です。
そんな大月町で、この3月「自然・文化・アートが息づく真にゆたかでうつくしいまち」を目指して文化交流教育施設COSAがオープンしました。「科学とアート、地域と世界の交差点」として「クリエイターや研究者、学生などが滞在して制作・研究に取り組める宿泊室やアトリエ、ワークスペースに加え、地域にも開かれた談話室や地域情報ライブラリなどを併設。楽しみながら地域の自然や文化、そしてアートにふれるイベントを開催していく」そうです。
この9月にはCOSAを会場に、高知あだたん映画祭や大月コンテンポラリーアート2023を開催予定です。日本の端っこと言っても良い人口4400人の過疎町でアートにふれる拠点ができたことに、まず拍手!
花開く声に浮き立つおぼろ雲