自遊通信 No.80(2021 夏)

発 行 自遊学校 文/河原木憲彦 絵/野口ちとせ



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自遊学校を宿屋として開校してからずいぶん時間が経った。この地に移住してきた頃は、近所に元気な人がまだ多かった。東京から移住してきたよそ者を見ようと、入れ替わり立ち替わり、野菜や魚を手に見物に来た。酒を持って上り込む人もいたり。当時はまだ景気が良い時代だったので、こんな僻地になんで来るのか不思議がられた。若い人は条件の良い仕事を求めて都会に出て行くのに?それから30年が過ぎ、船に乗って漁をする人が殆どいなくなり、芋や豌豆が植えられていた段々畑も元の山に還っている。かつては100人以上の子供達の声がしていたタツガサコ集落の人口は、この30年で半分になった。
しかし時代は変わる。コロナ禍で都会から田舎に移住を希望する人が増えている。自遊学校がある大月町にも移住希望の問合せが増加していると町の移住相談員から聞いた。実際、移住者は増えているらしい。
四国の端っこの自然は半端ない。やみつきになるかも?

 100人の生徒が聞いた蝉の声




2021年も、夏季7~9月の期間、開校します。
尚、7/14~28の間は、並行して運営している+1artギャラリーがART OSAKA 2021 に参加のため、休校します。 ご不便をおかけして申し訳ございません。

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