自遊通信 No.74(2019 夏)

発 行 自遊学校 文/河原木憲彦 絵/野口ちとせ



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最近また田舎暮らしがブームだとか。我々が田舎の移住先を探していた30年前にも田舎志向の「脱サラ」ブームがあった。当時と今の違うところは、地方の自治体が移住者の勧誘に熱心なこと。
30年前は「こんな田舎にすみたいのは何か事情があるのでは?」とか「オーム信者かも?」と怪訝に思う人もいたが、今は歓迎モード一色。それだけ過疎化が深刻なのである。
高知県は移住希望者が多いとかで、わが高知県大月町役場にも移住相談員が配置されていて移住希望者の相談に当たっている。相談内容で多いのは、収入と住居の支援について。大月町の移住希望者の支援制度は結構手厚い。例を挙げると …

・移住者は地域おこし協力隊に入って 16万5千円/月を3年間もらえる(一応審査あり、以下同)。そのうえ住居は町が提供。
・農業・漁業従事希望者には 2年の間15万円/月支給。
・住宅支援として上限182万4千円(!)の住宅改修費用を補助。

これなら希望者が殺到!? 聞くところによると、そうでもないらしいが、徐々に希望者は増加傾向とか。活気あふれる町の再現は難しいとしても、若い人が増えるのは良いことだと、わが村の高齢者は移住者の増加を喜んでいる。
時代は変わる




自遊学校は 2019年も例年通り7・8・9月の夏期間開校します。

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