手に余る鉛筆計画

Such Pencils Plan | Chitose Noguchi




マララプロジェクト チャリテイ展
2015年にスタートしたプロジェクト進行中

鉛筆というと、木造の校舎で木製の机とイスに座って、荒削りの鉛筆を握っていた小学校の教室を思い出す。その頃は科学技術が進歩すれば貧困や無知は無くなり未来は明るいような気がしていた。それから半世紀経ったが、世界では未だに6000万人の子どもがまともな教育を受けられずにいる。無知につけいる大人たちの手に余る鉛筆が必要だ。 本展の会場、自遊学校のある竜ヶ迫は高知県の中でも最もアクセスが悪い所。 「手に余る鉛筆計画」は、その僻地の廃校に高さ2~3mの赤い巨大鉛筆を100本立てるインスタレーションプロジェクトである。増殖していく『手に余る鉛筆たち』は、Googleの衛星写真に果たしてどう映るかな? 
この展覧会は途上国の女子教育活動を支援するマララ・プロジェクト参加展です。 この展覧会の売上金の10%はマララ基金に寄付されます。

・日 時:2017年8月8日(火)ー9月6日(水) am11~pm5
・場 所:自遊学校
・問合せ:自遊学校(j.gakko@gmail.com)




chitose NOGUCHI

野口ちとせ NOGUCHI Chitose

音・空・観』と題したインスタレーションやワークショップによる傾聴の試みなど、「音」をテーマにした造形作品を発表。 2015年以降、赤い鉛筆と国旗をモチーフにした連作《マララたちに》を発表。+1artギャラリー(大阪)が主宰するマララプロジェクトに参加、巨大な鉛筆のオブジェ『マララの鉛筆 She is straight』をシンボルとした活動を開始。廃校の校庭に100本の巨大鉛筆を増殖させる《手に余る鉛筆計画》や毎年末のチャリティ展開催のほか、本プロジェクトの一環となる企画制作を現在もなお継続して行っている。その他、夏至をモチーフにしたオブジェ《移ろいの座》では、里山プロジェクトの活動をシンボライズする作品制作と共に企画全般を担当するなど、近年は作品を媒体にした活動を中心に行っている。 大阪生まれ。1990年初個展、国内外グループ展(米、仏、韓国、ハンガリー)。現代美術国際展南仏ペルピニャン(2009 金賞) 、ソウル(2007 奨励賞) 南仏ペルピニャン(2006 銅賞)

>>野口ちとせ.jp



Kouchi news paper


高知新聞(8/24)掲載:巨大鉛筆に思い乗せ




Malala project

ご報告

 ●2017年 8/8 (火) ー 9/6 (水) 手に余る鉛筆計画 vol.1 こんな僻地まで沢山のご来場をいただきありがとうございました。 第Ⅰ回目の展覧会は終了しましたが、校庭の鉛筆は今後さらに増殖していきます。 会場に置かれていたマララ基金への募金箱に集まった募金の総額は1万5450円でした。 高知市や松山・高松、四国以外のさらに遠方から作品を見に来られた方や寄付していただいた皆さんに深謝。 募金は途上国の女子教育を支援するマララ基金に全額寄付します。

マララ・プロジェクトはノーベル賞を受賞したマララ・ユスフザイさんが提唱する女子教育普及活動を現代アートの表現を通じて支援する市民活動=地域振興プログラムです。 詳しくは +1artホームページ をご覧下さい。