自遊通信



 

No.26(2002 夏号)


発 行 自遊学校  文/河原木憲彦  絵/野口ちとせ  










『予約マニュアル』というものを作った。予約・問い合わせ時に確認しておかないといけないことや伝えておかないといけないことを、我々はよく言い忘れてしまうからだ。とくに初めてのお客さんは要注意である。快適にくつろいで滞在できる施設・環境だと我々は思って運営しているが、自遊学校に来てたまげる来校者は多い。たまげる人があまり多いので、これではいかん・・・ということで、マニュアルの最初に、自遊学校未経験の「初めてのお客さんに言うこと」という項を設けた。
下記がその内容である。
[初めてのお客さんに言うこと]
(1) 古いオンボロ校舎であること。
(2) 夜間に照明はランプだけで電灯はない。
(3) 便所は汲み取り式。水洗ではない。
(4) 風呂はあり。
マニュアルには「初めての・・・」に続けて「予約受付手順」という項がある。それは次のような内容になっている。
[予約受付手順]
(1) 繁忙時には1〜2人の少人数は相部屋になる可能性があると確認。
(2) 名前、○月○日、○泊、大人○人・小人○人、食事、連絡先確認。
(3) 初めてのお客さんには、道に迷うといけないから明るいうちに必ず着くように言うこと。
(4) 夜は暗いので、懐中電灯を持ってきた方が良。
(5) 夏期は校庭の食堂で食事するので自分用の携帯香取り器を持ってきた方が良。
(6) 夏期は水中マスク、シュノーケル等の海遊び用具持参を勧める。

これでカンペキ、かな。これだけ確認したら、言い忘れはないだろう。初めてのお客さんにも、こんなふうに丁寧に説明したら自遊学校のイメージがつかみやすいだろう。
・・・でも、いま気がついたけど、このマニュアルって、もしかしたら、すごいこと書いてるんじゃな
いか?ランプしかないオンボロ木造校舎? ボットン便所に懐中電灯の灯りで入る? 暗くなると辿り着けない道? そんで香取り器持参? オイオイ、、、これ聞いたら、それだけで十分たまげるで。こ
んな恐ろしげな宿屋に来るのは、よほどの物好きだけだよ。でも、全部本当のことだしなあ・・・。
この夏は、こりゃあ、新入生が少ないかもしれない。エライコッチャ。
                                       (2002, 7月)

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